少女と過保護ーズ!![完]
一際大きくエンジンを噴かせ、満足げに微笑んだ八雲さんがバイクを発進させた。


それを、黙って見送るチビ姫。


ソッと横から様子を伺った俺は、その表情に見惚れる。



大きな猫目は潤み

頬はほんのりピンク色。

小さな唇は、ふんわかと笑みを浮かべ。



幸せ一杯。

恋する女の子そのもの。



普段は珍獣っぽいのに…。

こんな表情も出来るんだな。



……違うか。


チビ姫だけが引き出せる八雲さんの表情があるように、八雲さんだけが引き出せるチビ姫の表情なんだ。




本当に綺麗な、その表情を俺はデジカメに写してた。



んで、横を見れば真中も同じようにデジカメを持ってて。




俺は八雲さんより、頼まれてる。



"俺の居ない時のハイネを"と。




しかし…彼女も居るお前がなん……




「蓮さんだ……」




ああーー……納得。



あの人も大概、チビ姫が大好きだもんな。



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