【完結】復讐の恋〜あなたに復讐するために結婚します〜
「じゃあ百合音、気を付けて行くんだよ」
「うん。行ってきます!」
当時わたしはまだ、高校2年生だった。わたしたちには親はいなくて、ずっと姉がわたしの母親代わりだった。
姉のことが大好きだったわたしは、姉と一緒に過ごす時間が大切だった。
その日の夜は、姉から仕事で帰りが遅くなると連絡が来ていた。 だけどいくら待っても、その日の夜姉が帰ってくることはなかった。
連絡しても返事が返ってくることはなく、ラインも既読がつかなかった。
おかしいと思った。姉が連絡もなしに帰らないなんてありえないと思った。
だけどその次の日、警察から連絡が来たのだ。姉が亡くなったと……。
「……っ」
姉が亡くなったと連絡を受けたわたしは、警察に行って直接確かめた。……だけど間違いなく、その遺体は姉だった。
目の前で遺体を見たわたしは、凍りついた。姉が死んだなんて、信じられなかった……。
「お姉ちゃ……なんで……」
「……お姉さんは、自殺と見られています」
「自殺……?」
ありえない。姉が自殺するなんて、そんなの絶対ありえない。