凄腕パイロットの極上愛で懐妊いたしました~臆病な彼女を溶かす溺愛初夜~
車に戻り、私を乗せた車が虹輝さんのマンションに向かって再び走り出す。途中スーパーとケーキ屋さんに寄り必要なものを購入した。
虹輝さんが暮らす部屋は高層マンションの七階で、1LDKという無駄のない間取りだった。
日当たりのいい大きなバルコニーから続くリビングダイニングキッチンには、大きな観葉植物と絵画が飾られている。
窓際に天体望遠鏡が置いてあり、天体観測が趣味だと話していたのを思い出した。
白壁とは対照的なモノトーンでコーディネートされた家具が並び、センスの良さがうかがえる。
キッチンはしっかりと使い込まれていて、ここで彼が生活しているのが伝わって何故かドキドキした。
「コーヒーと紅茶、あとは麦茶くらいしかないけど、なに飲む?」
ソファにちょこんと座っている背中に質問を投げられてパッと立ち上がる。
「お手伝いします」
「いいよ、これくらい」
でも、と言いかけたところで優しい眼差しを向けられて胸がキュッとなる。
「俺の部屋に菜乃がいるのをここから眺めるの、気分がいい」
そんな甘ったるい顔と言葉を向けられたらいつも通りではいられない。
顔を俯かせ、「紅茶をください」と蚊の鳴くような声で言うことしかできなかった。
虹輝さんが暮らす部屋は高層マンションの七階で、1LDKという無駄のない間取りだった。
日当たりのいい大きなバルコニーから続くリビングダイニングキッチンには、大きな観葉植物と絵画が飾られている。
窓際に天体望遠鏡が置いてあり、天体観測が趣味だと話していたのを思い出した。
白壁とは対照的なモノトーンでコーディネートされた家具が並び、センスの良さがうかがえる。
キッチンはしっかりと使い込まれていて、ここで彼が生活しているのが伝わって何故かドキドキした。
「コーヒーと紅茶、あとは麦茶くらいしかないけど、なに飲む?」
ソファにちょこんと座っている背中に質問を投げられてパッと立ち上がる。
「お手伝いします」
「いいよ、これくらい」
でも、と言いかけたところで優しい眼差しを向けられて胸がキュッとなる。
「俺の部屋に菜乃がいるのをここから眺めるの、気分がいい」
そんな甘ったるい顔と言葉を向けられたらいつも通りではいられない。
顔を俯かせ、「紅茶をください」と蚊の鳴くような声で言うことしかできなかった。