凄腕パイロットの極上愛で懐妊いたしました~臆病な彼女を溶かす溺愛初夜~
「……警戒はしていませんよ。椎名さんを信用しているので」
「警戒されなさすぎるのも、ちょっと困るけど」
どういう意味だろうと綺麗な顔を見つめる。私の瞳を真っ直ぐ見つめ返した椎名さんは、真剣な面持ちで口を開いた。
「それとまだ君に用事があるんだ」
用事って?
椎名さんは再び後部座席へ長い腕を伸ばし、ガサゴソとなにかを探す仕草をする。
だから、距離が近いんだよ……。
吐息がかからないように息を止め、彼の細いように見えてがっしりした身体が離れるのをジッと待つ。
「これ、新川さんに」
左手に小さな紙袋を持った椎名さんは、身体ごと私の方に向いた。
「え?」
面食らっている私に紙袋を差し出した椎名さんの瞳が揺れている。何故だかわからないけれど緊張している彼に、私まで落ち着きをなくす。
無言のまま、落とさないよう大事にそれを受け取って唾をごくりと飲む。
「……開けていいですか?」
「どうぞ」
紙袋の中には手のひらサイズの四角い箱が入っていて、一目見てアクセサリーだとわかった。でも、なんで?
「警戒されなさすぎるのも、ちょっと困るけど」
どういう意味だろうと綺麗な顔を見つめる。私の瞳を真っ直ぐ見つめ返した椎名さんは、真剣な面持ちで口を開いた。
「それとまだ君に用事があるんだ」
用事って?
椎名さんは再び後部座席へ長い腕を伸ばし、ガサゴソとなにかを探す仕草をする。
だから、距離が近いんだよ……。
吐息がかからないように息を止め、彼の細いように見えてがっしりした身体が離れるのをジッと待つ。
「これ、新川さんに」
左手に小さな紙袋を持った椎名さんは、身体ごと私の方に向いた。
「え?」
面食らっている私に紙袋を差し出した椎名さんの瞳が揺れている。何故だかわからないけれど緊張している彼に、私まで落ち着きをなくす。
無言のまま、落とさないよう大事にそれを受け取って唾をごくりと飲む。
「……開けていいですか?」
「どうぞ」
紙袋の中には手のひらサイズの四角い箱が入っていて、一目見てアクセサリーだとわかった。でも、なんで?