青に抱かれて
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「茉白も宝石の声聞く?ほら、手にとって宝石のきらきらを見て」

「……宝石は喋らないって、幼稚園の先生が言ってたよ」

「そうかな?じゃあ幼稚園の先生には聞こえないんだよ、きっと。でもお母さんには聞こえるよ」

「なんで?宝石って喋るの?」

「そうだよ、長い時間をかけて地球の内側から生まれた宝石には、神秘のパワーが宿っていて、私たちに色々なことを囁いてくれるの」

「私も宝石とお喋りできるの?」

「もちろんよ。私の娘なんだから」


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ぱちり、と目が覚めた。




(ーー夢か)


「………ふぅ……あれ……」




身体を起こして、あたりを見渡す。


こじんまりとした部屋には、ベッドと本棚、ワードローブ、小さなテーブルと椅子があって、四角い窓の外には青い空が広がっている。


どう見てもホテルの部屋じゃない。




「……どこここ」



ベッドから立ち上がった瞬間、クラッと目眩がして、こめかみを押さえる。



「う、やばい」



身体に力が入らない。
気持ち悪い。


とりあえずここから出よう。



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