図書室の彼の溺愛

柊side

楓がいない…

近くに自販機がなくて、楓と一緒に探そうとさっきのところへ戻ってきた

なのに…楓の姿がない…

「どこ行ったんだ?」
楓は喧嘩は強いと思うから、連れて行かれた説は薄いかな?

「なぁ…柊」
後ろから肩をたたかれて凄く驚く

「うわっ、何だ智輝かよ…驚かせないでよ!」

「いや、お前今日、楓と来てたか?」
なんでそのことを…嫌な予感が浮かぶ

「さっき、俺の知ってるやつが楓を連れて行ってたんだよ…」
やっぱり………

「どこ!?それ!」

「さがす!見つけたら連絡入れるから!」
もしかして、楓、今日調子悪いのかな?

『いたよ、ビルの裏』
そういわれていくと、いつもよりも威圧感のある智輝が楓生をかばうようにして立っていた

楓に一目散に駆け寄る
「ふうっ………!」
とつい叫んでしまった

< 215 / 233 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop