図書室の彼の溺愛
「俺と付き合って?」
唇が離れて、頭がポワポワしている

その言葉にコクリと頷いて、柊の胸に顔をうずめた

「ばぁ~~~!」
ムードをこわすようにお化けが出てきて、見えないように柊に抱きついていたら、

いつの間にかゴールで萌羽からたくさん質問攻めにされた





「最後はやっぱ観覧車でしょ!」
夕方になり、閉園時間が近くなってきた

「ペア、どうする?」
やっぱり、提案したのは央太だった

「グーパー?」
智輝の提案に少し、萌羽の顔に落胆の色が浮かんだ

「よっしゃあ~~!」
あ………

なぜか喜んでいる央太と対照的に私は落ち込む

だって、智輝と2人だったから

一つに4人まで乗れるから、別に、4:2になってもいいよね、ってなっていたから、智輝とだ……
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