LOVEREVENGE~エリート弁護士と黒い契約結婚~
「でも、結衣は滝沢君と結婚していて。
滝沢君の子供って事はない?」


「斗希とは、そんなんじゃ…。
眞山社長もなんとなく気付いてたでしょ?
私と斗希との結婚には、何か訳があるんじゃないかって。
でなきゃあ、ああやって結婚した私を、ホテルに呼んだりしないですよね?」


そう言う私を見ながら、眞山社長は、まあ、と笑っている。



「確かに、なんで滝沢君、結衣と結婚したんだろ?と不思議には思ってた。
滝沢君もそうだけど、結衣も、そんな感じじゃなさそうだし。
けど、それを結衣に聞いてやぶ蛇になるのもね」


やはり、この人にとって私は面倒な女で。


その私を、斗希に押し付けられて、ラッキーくらいに思っているのだろう。



「話を戻しますけど、私妊娠してます。
証拠は、こんなものしかないですけど」


昨日、病院で貰ったエコー写真を、眞山社長の目の前の執務机に置いた。



「本当に、俺の子供?」


「はい。斗希とは体の関係はないので」


そう、嘘を付いた。


「で、何が目的?
妊娠をネタに、結婚でも迫る?」


「まさか。もうあなたなんかどうでもいい」


そう口にして、もうこの人に一切特別な感情がないと思った。

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