LOVEREVENGE~エリート弁護士と黒い契約結婚~
今日の私は、川邊専務だけではなくて、
もう一人話したい人物がいる。
久しぶりに訪れる、社長室。
先程、社長の担当秘書の中島さんに、
退社するので、最後に眞山社長に挨拶がしたいから、と、伝えてある。
ノックをすると中から、はい、と眞山社長の声が聞こえた。
「失礼します」
そう言って中に入ると、私を歓迎するような笑みを浮かべている。
「この度、退社する事となりました。
一年程社長の担当秘書としてお世話になりましたので、
最後に、挨拶にやって来ました」
「いえ。こちらこそ、結衣にはかなり助けられた。
ありがとう。
これからも、元気で」
この部屋に私達以外誰も居ないから、私を結衣と呼ぶけど。
その言葉は、私とは仕事以外で特別な何かがあったと思わせないもので。
「眞山社長、私妊娠してるんです」
そう言うと、ほんの少し驚いたように、目を開いた。
「それは、おめでとう。
それで、退社するの?
お腹はまだ目立ってないけど、つわり酷い?」
この人は、それは斗希の子供だと思っているのだろうか?
「眞山社長の、子供です」
その言葉を聞いても、眞山社長の表情は変わらない。
「あの夜に出来た子供です。
私、もうピル飲んでなかったんですよ。
今度は、本当です」
以前、そんな嘘を付いた事を思い出した。
この人に別れを切り出され、苦し紛れに。
もう一人話したい人物がいる。
久しぶりに訪れる、社長室。
先程、社長の担当秘書の中島さんに、
退社するので、最後に眞山社長に挨拶がしたいから、と、伝えてある。
ノックをすると中から、はい、と眞山社長の声が聞こえた。
「失礼します」
そう言って中に入ると、私を歓迎するような笑みを浮かべている。
「この度、退社する事となりました。
一年程社長の担当秘書としてお世話になりましたので、
最後に、挨拶にやって来ました」
「いえ。こちらこそ、結衣にはかなり助けられた。
ありがとう。
これからも、元気で」
この部屋に私達以外誰も居ないから、私を結衣と呼ぶけど。
その言葉は、私とは仕事以外で特別な何かがあったと思わせないもので。
「眞山社長、私妊娠してるんです」
そう言うと、ほんの少し驚いたように、目を開いた。
「それは、おめでとう。
それで、退社するの?
お腹はまだ目立ってないけど、つわり酷い?」
この人は、それは斗希の子供だと思っているのだろうか?
「眞山社長の、子供です」
その言葉を聞いても、眞山社長の表情は変わらない。
「あの夜に出来た子供です。
私、もうピル飲んでなかったんですよ。
今度は、本当です」
以前、そんな嘘を付いた事を思い出した。
この人に別れを切り出され、苦し紛れに。