8月25日(前編)
ーー中学1年の春…

全てはここから始まった。


「ね、朝陽くんのタイプ聞いてくれた?」

中学に入学して隣の席になった子は、朝陽に一目惚れしたと言っていた。


小学の高学年になるにつれ、朝陽の顔は可愛いからかっこいいへと変わっていき、女子の中でダントツで人気があった。

そんな朝陽が幼馴染で、わたしは鼻が高かった。


朝陽に気がある子たちは自然とわたしの周りに集まるようになってたし、それなりに慕ってくれていた。


わたしはそれがすごく嬉しかった。

幼馴染という立場に優越感に浸っていたんだと思う。
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