8月25日(前編)
「うん、和子って言ってすごくいい子だよ」

「そっか〜。それはよかった」


そう言って優しく微笑む千波。

「千波はどう?新しい環境には慣れた?」

「ん〜まぁね。でも学校はこっちがよかったな〜って思う」

「どうして?友達ができない…とか?」

「ううん、友達はいる。でもなんだろ…上部の関係?みたいな…紗良みたいに本音を語れる子はまだいないかな」


と千波の顔が曇っていく。

上部の関係、か…。


その感じだと学校生活は楽しめてないのかな。


「でも、紗良がいるからいい。わたしね、今すごく紗良の存在が大きいんだよね!あの日…引っ越しの日、紗良が来てくれて嬉しかった」

「千波…」

「だから今日会えてよかった!紗良も元気そうだし、水樹ともいい感じみたいだし安心した」


やっぱり千波は性格が優しくなった気がする。

そして、わたしの中でも千波の存在は大きい。
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