8月25日(前編)
そのクスクスの意味がわからないでいると、再び話しかけてきた。

「俺たちさ、道に迷ったんだけど君この辺詳しい?」

「まぁ、はい。地元なので」

「そうなんだ?じゃ、ちょっと道案内とかしてくれると助かるんだけど」


道案内…

迷ったってことはこの辺の人じゃないってことだよね。


「わたしでよければいいですけど」

「ほんと?助かる〜ありがとう」

そう言うとニヤニヤしながら肩に腕を回された。


…?…

何かやけに馴れ馴れしいな。

なんて思っていると勝手に歩き出す2人。


「あの、目的地って…?」

この人たちはどこに行きたいんだろう?


「ん〜そうだな〜…ホテル、かな?」

ホテル…?
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