8月25日(前編)
「夏目さんが本気なら協力してあげるよ?」

協力?

もうしてくれたよね?…


それとは別にってことだろうか?


「どうする?夏目さん次第だよ」

「っ……本気、だよ」

もっと、水樹くんに求められる存在になりたい。


わたしはいつだって水樹くんを求めている。


「じゃ、協力する」

「協力って?」

「それはもう少ししてのお楽しみ」

そのタイミングで信号が青になり、真っ直ぐ歩いて行く平野くんの後を追った。


「いらっしゃいませ〜」

店内に入ると水樹くんの声が聞こえドキッとする。

「よっ!ちゃんと働いてるか見に来てやったよ」

「は?逞なんで?って紗良ちゃん!?」

わたしの姿を見つけるなり、かなり驚いている様子。
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