あの夏、わたしはキミに恋をした。
ふと水上くんがこっちをみた気がした。
帽子をかぶっているしわたしたちは後ろの席に座っているので定かではないんだけど。
でも「がんばれ」となるべくわかりやすく口パクにして伝えた。
それに水上くんは頷いてくれた。
もしかしたら全然違うほうをみていて、その人が私と同じことをやっていてそれで頷いたのかもしれない。
それでも嬉しかった。
水上くんがわたしに気付いてくれたかもしれない、それだけで嬉しかった。