天敵御曹司は純真秘書に独占欲を刻み込む~一夜からはじまる契約結婚~

「お前伝えずに連れてきたの?」

「ああ、そう言えば。でも僕小児科医だから」

呆れたように言った早乙女先生の言葉に、少し照れたように言った望月先生を改めて見れば、可愛らしい雰囲気の優しそうな人で、小児科というのがぴったりのような気がした。
クスリと笑った私に、望月先生がホッとした表情を浮かべた。

「俊弥、とりあえずお願い」
望月先生の言葉に頷くと、看護師さんが処置室へと連れて行ってくれる。
レントゲンに触診をしてとりあえず骨折はしておらずホッとするも、しばらく足をあまり使わないようにとしっかりと固定された。

「ありがとうございました」
静かに頭を下げれば、早乙女先生は真面目な表情で口を開く。
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