地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
そのまま置いて帰ろうかと思ったけれど、引き留められた。
「お前も食ってけよ。流石に2つは食えねぇし。……それに、聞きたいこともあるしな……」
「え? うん、分かった」
というわけで、そのまま一緒に食べることになった。
「どっち食う?」
「いや、久保くんに買ってきたんだから久保くんが決めてよ」
そんなやりとりをして久保くんが選んだのはショートケーキの方。
あたしはどっちも好きだし何の問題もない。
そろって「いただきます」をして、パクリと一口。
「ん、美味しい」
お店で食べるのが一番美味しいとは思うけれど、コンビニスイーツもこだわって作られてるからやっぱり美味しい。
こんなふうに手軽に食べられるのも利点だよね。
ホント、コンビニ様様だよ。
「……ホント、美味しそうに食べるよな」
久保くんも一口食べながらあたしをジッと見る。
その目が何だか優しげで、思わずドキッとしてしまった。
「そ、そうだね。美味しいもん」
答えながら、なんでこんなに緊張しちゃうんだろうと不思議になる。
そしてそれを誤魔化すようにあたしは自分のティラミスを一口分すくって「食べる?」って聞いてみた。
「は?」
「ホントに美味しいから、味見してみて?」
「いや、だってお前それ……」
「良いから! ほら!」
「お前も食ってけよ。流石に2つは食えねぇし。……それに、聞きたいこともあるしな……」
「え? うん、分かった」
というわけで、そのまま一緒に食べることになった。
「どっち食う?」
「いや、久保くんに買ってきたんだから久保くんが決めてよ」
そんなやりとりをして久保くんが選んだのはショートケーキの方。
あたしはどっちも好きだし何の問題もない。
そろって「いただきます」をして、パクリと一口。
「ん、美味しい」
お店で食べるのが一番美味しいとは思うけれど、コンビニスイーツもこだわって作られてるからやっぱり美味しい。
こんなふうに手軽に食べられるのも利点だよね。
ホント、コンビニ様様だよ。
「……ホント、美味しそうに食べるよな」
久保くんも一口食べながらあたしをジッと見る。
その目が何だか優しげで、思わずドキッとしてしまった。
「そ、そうだね。美味しいもん」
答えながら、なんでこんなに緊張しちゃうんだろうと不思議になる。
そしてそれを誤魔化すようにあたしは自分のティラミスを一口分すくって「食べる?」って聞いてみた。
「は?」
「ホントに美味しいから、味見してみて?」
「いや、だってお前それ……」
「良いから! ほら!」