地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
「ええ⁉ ちょっ、大丈夫?」
「ケホッ……あ、ああ……大丈夫だ。……そう、だよな。カレカノになったんだよな」
むせて耳を赤くさせる久保くんは、「そうか……美来が俺の彼女……」と呟いていた。
あたしも、久保くんがあたしの彼氏……と心の中で繰り返して実感していく。
恋人同士に、なったんだ……。
じわじわとまた喜びが湧いてくる。
恋人同士……手を繋いでデートしたり、さっきみたいに抱き合ったり……そして、キスとかするんだよね?
キスは、初めてじゃないけれど……。
「久保くん、その……キス、とかもするんだよね?」
確認のように聞いたあたしの言葉に、久保くんはどう思ったのか慌てだした。
「キッ⁉ ま、まあ……恋人同士なら? あ、でも嫌ならしねぇからな⁉」
赤くなったり青くなったりと忙しい久保くん。
落ち着いて欲しくて、あたしはそっと彼の手に自分の手を重ねた。
「っ!」
でもそれもちょっと緊張してしまうのか、落ち着かせるより硬直させてしまう。
触らない方が良かったかな? と思って離れようとしたけれど、そんなあたしの手を追いかけるように今度は久保くんの方から握ってくれた。
「ケホッ……あ、ああ……大丈夫だ。……そう、だよな。カレカノになったんだよな」
むせて耳を赤くさせる久保くんは、「そうか……美来が俺の彼女……」と呟いていた。
あたしも、久保くんがあたしの彼氏……と心の中で繰り返して実感していく。
恋人同士に、なったんだ……。
じわじわとまた喜びが湧いてくる。
恋人同士……手を繋いでデートしたり、さっきみたいに抱き合ったり……そして、キスとかするんだよね?
キスは、初めてじゃないけれど……。
「久保くん、その……キス、とかもするんだよね?」
確認のように聞いたあたしの言葉に、久保くんはどう思ったのか慌てだした。
「キッ⁉ ま、まあ……恋人同士なら? あ、でも嫌ならしねぇからな⁉」
赤くなったり青くなったりと忙しい久保くん。
落ち着いて欲しくて、あたしはそっと彼の手に自分の手を重ねた。
「っ!」
でもそれもちょっと緊張してしまうのか、落ち着かせるより硬直させてしまう。
触らない方が良かったかな? と思って離れようとしたけれど、そんなあたしの手を追いかけるように今度は久保くんの方から握ってくれた。