地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
***
人が通って見られていることに気付いたあたしたちは、流石に恥ずかしくなって離れた。
でも、まだ別れがたくて……。
「その……俺の部屋、来るか?」
「え?」
「あ、変なことはしねぇぞ⁉ ただもうちょい話してぇな、とか……」
また真っ赤になって慌てる久保くんに思わずクスリと笑う。
だって、同じことを考えていたから。
「うん、あたしももっと話したい」
同意したあたしはそのまま久保くんの部屋にお邪魔した。
お茶を用意してくれた久保くんは、先に座っていたあたしの横に腰を下ろす。
気恥ずかしさを誤魔化すようにお互いお茶を飲んだ。
話したいとは言ったものの、何を話すべきなのか……。
大体今まで彼氏なんていたことないんだ。
具体的にどうすればいいのか正直分からない。
あたしのカレカノ知識なんてせいぜい少女漫画程度だし。
だって、お付き合いするのって初めてのことだから……。
「えっと、その……あたしたち、彼氏彼女になったんだよね?」
好きだと伝え合ったけれど、付き合うとは言ってなかったな、と思いまずは確認してみた。
「っぐふっ!」
するとお茶を飲んでいる途中だった久保くんは何故かむせてしまう。
人が通って見られていることに気付いたあたしたちは、流石に恥ずかしくなって離れた。
でも、まだ別れがたくて……。
「その……俺の部屋、来るか?」
「え?」
「あ、変なことはしねぇぞ⁉ ただもうちょい話してぇな、とか……」
また真っ赤になって慌てる久保くんに思わずクスリと笑う。
だって、同じことを考えていたから。
「うん、あたしももっと話したい」
同意したあたしはそのまま久保くんの部屋にお邪魔した。
お茶を用意してくれた久保くんは、先に座っていたあたしの横に腰を下ろす。
気恥ずかしさを誤魔化すようにお互いお茶を飲んだ。
話したいとは言ったものの、何を話すべきなのか……。
大体今まで彼氏なんていたことないんだ。
具体的にどうすればいいのか正直分からない。
あたしのカレカノ知識なんてせいぜい少女漫画程度だし。
だって、お付き合いするのって初めてのことだから……。
「えっと、その……あたしたち、彼氏彼女になったんだよね?」
好きだと伝え合ったけれど、付き合うとは言ってなかったな、と思いまずは確認してみた。
「っぐふっ!」
するとお茶を飲んでいる途中だった久保くんは何故かむせてしまう。