地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
「……俺の、所為か?」
俺に関係ある女が、俺の彼女である美来を連れ去ったなら俺の責任ってことだろう。
自分の所為で美来が嫌な思いをしてるんじゃないかと思ったら、ものすごい後悔が襲ってきた。
でも奏はそんな俺の言葉を淡々と否定する。
「いや。きっかけにはなったかもしれないが、美来が嫌われてる理由にお前は関係ないっぽい」
「は?」
予測していなかった言葉に後悔が行き場を無くしてさ迷う。
この気持ちをどうすればいいのかと戸惑う俺に構わず、奏は話し続けた。
「それよりも気にかかることがある。美来としのぶを連れて行った女自身が何かするってだけなら良いんだけど……」
そこまで言って、自分のスマホ画面を見ていた奏の顔が焦りと怒りに満ちた表情に歪む。
「ックソ! やっぱりか!」
叫ぶと同時に走り出し、上履きのまま外に出た。
「お、おい!」
慌てて俺も駆け出し、「どういうことだよ⁉」と説明を求めた。
「俺たちの地元にな、美来に執着してる橋場って厄介な男がいるんだよ」
奏は走りながらもすぐに説明を口にする。
「この学校への転校の目的は、その橋場から逃げるためでもあったんだ」
「そんな奴が……」
「でもこないだ食堂で美来を《かぐや姫》としてお披露目した。その時の写真がSNSに出まわっちまったんだよ!」
俺に関係ある女が、俺の彼女である美来を連れ去ったなら俺の責任ってことだろう。
自分の所為で美来が嫌な思いをしてるんじゃないかと思ったら、ものすごい後悔が襲ってきた。
でも奏はそんな俺の言葉を淡々と否定する。
「いや。きっかけにはなったかもしれないが、美来が嫌われてる理由にお前は関係ないっぽい」
「は?」
予測していなかった言葉に後悔が行き場を無くしてさ迷う。
この気持ちをどうすればいいのかと戸惑う俺に構わず、奏は話し続けた。
「それよりも気にかかることがある。美来としのぶを連れて行った女自身が何かするってだけなら良いんだけど……」
そこまで言って、自分のスマホ画面を見ていた奏の顔が焦りと怒りに満ちた表情に歪む。
「ックソ! やっぱりか!」
叫ぶと同時に走り出し、上履きのまま外に出た。
「お、おい!」
慌てて俺も駆け出し、「どういうことだよ⁉」と説明を求めた。
「俺たちの地元にな、美来に執着してる橋場って厄介な男がいるんだよ」
奏は走りながらもすぐに説明を口にする。
「この学校への転校の目的は、その橋場から逃げるためでもあったんだ」
「そんな奴が……」
「でもこないだ食堂で美来を《かぐや姫》としてお披露目した。その時の写真がSNSに出まわっちまったんだよ!」