望月先生は甘くない ~年下ドクターの策略~
「ねえ、俺がどれだけ我慢していたかわかってる?」
私の中に入ったまま動きを止めた望月君を、私は恨めしい気持ちで見る。
あのまま、キスをしながらベッドへと雪崩れ込んだ私達。やっぱり望月君は怖いほど男で、あんなに可愛くて女の子みたいだと思っていた自分を呪った。
動きを止めても、唇と手、指とありとあらゆるところで私に刺激する。
「ねえ、もう無理……」
途切れそうな意識で懇願しても、彼はくすっと笑っただけだった。
ずっと揺るい刺激だけを与えられ、甘く浅い快感が続いている。
羞恥で緊張していた初めが嘘のように、私は彼に甘えるように手を伸ばす。
「ねえ、柚葉さん。前の男にもこんなんだったの?」
「え?」
意味が解らなくて問いかければ望月君は、少し苦し気に顔を歪めた。