望月先生は甘くない ~年下ドクターの策略~
そんな私に望月君はチュッとリップ音を立ててキスをした。その行為に私は目を丸くする。
「柚葉さん、本当にこういうの慣れないね」
私の腰に手を回したまま、もう一度軽いキスを落としながら、彼は最後に頬にキスをする。
なにも言えずたぶん顔が赤くなってしまっているだろう私を、またギュッと抱きしめる。
「柚葉さん、可愛すぎる」
「そんなこと……」
望月君の方がかわいかったはずなのに、目の前の人は甘いセリフをこれでもかと浴びせてくるからもうお手上げだ。
「あの、ご飯、待ってたの。一緒にたべよ?」
これ以上この雰囲気に耐えられなくて早口で言えば、望月君は「ありがとう」と言いつつもまた私にキスをした。