望月先生は甘くない ~年下ドクターの策略~
女の子などと思った自分を呪う。私の手を縫い留める力は明らかに男の人で、見たことのない不敵な笑みにゾクリとしてしまう。
「酔ってなかったの……」
いつもは見えない、鎖骨や広い肩幅は明らかに今まで私が知らなかったもので、簡単に部屋に入れたことを後悔するも遅い。
それだけを呟けば、「さあ?」と言いながら、私から視線を外さない。
初めて望月先生を男だと認識した私は、急激に心拍数が上がる。
こういう経験があまりない私は、どうしていいかわからずただ固まっていた。
ゆっくりと顔が近づいてきて、あまりにもキレイな顔がゆっくりと近づく。
これから何がおこるのか解っているのに、私はそのアーモンド色の瞳から視線を外せずにいた。
ドキドキと自分の鼓動が煩くて、押しのけなければそう思うも、久しぶりすぎるせいか、それともこの瞳のせいかわからない。