望月先生は甘くない ~年下ドクターの策略~

自分の部屋に可愛らしい男の子がすやすや眠っているのが違和感しかない。

まあ、望月先生を男の人と思うのも違うか。なんとなく女友達のような気がする外見に、私はそう思うと、冷蔵庫から水を出し、一気にそれを飲み干した。

眠っている望月先生を放置して、私はシャワーを浴びいつものルームウェアに着替えた。

クローゼットから毛布を出した後、ベッドに行き一言文句を言いたくて、眠る望月先生に呟く。

「今日はベッドを貸してあげます」
そう呟きソファーへと行こうとしたところで、グイっと後ろから手を引かれ、え?っと思った次には、目の前にクスリと笑う望月先生の顔があった。

「本当に柚葉さんって、人がいいですね」
そこで初めて、私は望月先生に押し倒され、上から見下ろされていることに気づいた。
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