望月先生は甘くない ~年下ドクターの策略~

そんな嫌な気持ちを持ってしまい、小さく息を吐いた。
たとえそうであったとしても、べつに関係のない話だ。

手のひらに乗せられたぬいぐるみには罪はなく、そのころんとした柔らかい感触を手の中におさめて気分を落ち着かせた。
いいように年下の男の子に振り回さられているなんて、誰にも知られなくない。
そう思いながらチラッと隣を見れば、望月くんも穏やかな瞳で水槽をみあげていた。

その表情になぜか毒気が抜けるような気がした。

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