望月先生は甘くない ~年下ドクターの策略~
自分自身がぐちゃぐちゃになって行くのが解る。
いったい私はどうしたいというのだ。
このまま、千堂さんとの関係を進めるのであれば、さっき拒否するべきではなかったのかもしれない。
望んでいた医療現場から離れ、結婚できる。
そのはずなのに。
そこまで回想したところで、タクシーが止まったことに気づいた。
お金を払って、タクシーを降りたところでアルコールのせいか眩暈がして座り込む。
傘など持っておらず、容赦なく雨が叩きつけた。