望月先生は甘くない ~年下ドクターの策略~


自分自身がぐちゃぐちゃになって行くのが解る。
いったい私はどうしたいというのだ。

このまま、千堂さんとの関係を進めるのであれば、さっき拒否するべきではなかったのかもしれない。
望んでいた医療現場から離れ、結婚できる。
そのはずなのに。


そこまで回想したところで、タクシーが止まったことに気づいた。
お金を払って、タクシーを降りたところでアルコールのせいか眩暈がして座り込む。

傘など持っておらず、容赦なく雨が叩きつけた。
< 62 / 143 >

この作品をシェア

pagetop