望月先生は甘くない ~年下ドクターの策略~

「何してるんだか……」
「なにしてるんですか!」
自分と同じ言葉が聞こえて私はそろそろと頭を上げた。

「望月君……」
どうしてここに。そう思うのにその後の言葉が出てこない。

「柚葉さん、バカなんですか!」
バカと言われ反論したいのに、言葉が出ない。そんな私に、あの望月先生から聞こえたのかと思う舌打ちが聞こえる。
にこにこと笑っているはずなのに、どうして……。

そんなことを思っていると、いつの間にか私は意識を手放していた。
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