嫁ぎ先は水神様~ただ身を投げただけなのに~
今夜、両親に私を妻に迎えたいと、言ってくれるのね。

るか様。

私は、今抱きしめた温もりを、ぎゅっと胸に沁み込ませた。

「どんな言葉を言ってくれるのだろう。」

それも聞きたいけれど、それは後のお楽しみにしておこう。


そして家に戻った後。

私は今夜を待ちわびた。

夕食になって、ドキドキが止まらない。

知らない間に、両親を見てしまう。

「どうした?つき。」

「えっ!?」

驚いてご飯を、ひっくり返しそうになった。

「つき?」

「ははは。大丈夫。」

お母様にも心配されて、ちょっと照れる。


今夜るか様が、両親の夢枕に立ってくれるのね。

ああー、ドキドキする。

そう思うと、夕食も喉を通らなかった。
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