【カルマ〜青春白書】1章完結
【顧問村山
】校長→「まあまあ、落ち着いて。」
変わらずいや〜なニヤニヤ笑みを続ける。
校長→「山田先生、わたし自身、明日の”イベント”はね、二中の為のイベントではなく、”我が生徒達”のイベントと捕らえているんだよ。」
意味深な言い回しに 相変わらず鈍感な山田は 言葉の深みを感じとれない。
山田→「二中って、そんなに強いんですか?」
話しの主旨を 無意識的に変えた?山田の質問に
校長→「毎年、区大会では圧倒的な強さだね。顧問が五年前、元高校サッカーの優勝校の監督の村山君になってからだよ。”顧問”でこうもか・わ・るんだね〜(ニヤニヤ)」
山田→「村山?」
サッカーを全く知らない山田には知るよしもない。
校長→「区の広報部はね、全国大会まで進んだ二中の特集を、毎月毎月展開しているんだよ。サッカーのことだけでなく、村山君の指導やしつけ、 顧問の”模範的”ありかたなど 紹介されているよ。まぁ 今回は 新チームとしてのスタート特集じゃないかな〜?(ニヤニヤ)」
山田には、校長がニヤニヤしているのが、妙に気になる。

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