砂漠の国でイケメン俺様CEOと秘密結婚⁉︎
「彼女が我が社に入社して以来、私はプライベートは知りませんが、仕事の面ではずっと彼女をサポートしてきたと自負しています」
——「いもうと」……
あたしは、大橋さんにとって……
「オンナ」ですら、なかったんだ……
「彼女には、たとえ結婚したとしても変わらずに仕事を続けてもらいたいと思って、今まで見守ってきました。
ですが、もし、結婚して仕事を続けられなくなったとしても……」
大橋さんは、あたしを見て微笑んだ。
いつもの、穏やかでやさしい「王子さま」の笑顔だった。
「『兄』のような身の者としては、大事な『妹』を……絶対にしあわせにしてくれる相手にしか、渡せません」