青い夏の、わすれもの。
と、ここでバスが止まった。
乗る人と降りる人がそれぞれ多くて話が途切れてしまった。
バスがガタンと大きく揺れ、走り出したのも束の間。
今度は赤信号で止まった。
隣の深月さんの手がピクリとなったのが合図だった。
「律くんは力量があると先ほど言ってましたけど、いつからトランペットを吹いているか分かりますか?」
深月さんは興味津々といった様子でわたしの口元を見ていた。
なんでこんなに凝視されているんだろう?
わたしは変な汗をかきながら話し出した。
「たしか、5歳からって言っていたと思います。お父様が中高の音楽教師らしいです」
新入生歓迎会の時に本人が言っていたことをそのまま喋ったけど、深月さんは朗らかな表情でわたしの話を聞いていた。
乗る人と降りる人がそれぞれ多くて話が途切れてしまった。
バスがガタンと大きく揺れ、走り出したのも束の間。
今度は赤信号で止まった。
隣の深月さんの手がピクリとなったのが合図だった。
「律くんは力量があると先ほど言ってましたけど、いつからトランペットを吹いているか分かりますか?」
深月さんは興味津々といった様子でわたしの口元を見ていた。
なんでこんなに凝視されているんだろう?
わたしは変な汗をかきながら話し出した。
「たしか、5歳からって言っていたと思います。お父様が中高の音楽教師らしいです」
新入生歓迎会の時に本人が言っていたことをそのまま喋ったけど、深月さんは朗らかな表情でわたしの話を聞いていた。