恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
角度を変えて、キスをした。
キスも私の方から舌を絡めて攻めた。でも、すぐにそれは逆転して私の頬に手を当て舌を滑らせてくる。
どんどん深くなるキスに意識が朦朧とする。
「ダメだな、全然足りない」
「…足りない…?」
「そんなんじゃ満足できない」
艶っぽい瞳で見つめられるだけで脳の芯までとろけそうだ。
彼に跨ったままパジャマのボタンを一つ一つゆっくりと外される。
「千秋さん、…毎日してませんか?」
「うん、そうだね。今まで我慢してたんだから許してよ」
甘ったるい空気に酔いそうになりながらも千秋さんにしがみつく。
そのうちいつの間にか私のほうが押し倒されていて彼の手が胸を刺激している。
そのたびに感じて、はしたない声を上げる。
「…っ…ぁ、」
「今日は二回くらいしてもいい?」
私は首を横に振った。熱くてこもった息が漏れる。
二回もできないよ、と言いたいのにわざとなのか私の唇を塞ぎ、蜜口に指が入る。私の気持ちいいところを知っている彼はそこを刺激する。
優しい千秋さんはベッドの中では狼になる。もうやめてと言っても聞いてくれないし、どうせ今日も二回もするのだろう。
私はギュッと目を閉じた。