恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
あんぐりと口を開けて固まる私を見てクスクスと笑う。
「だって仕事は裏方じゃなくて主に接客だからね。きれいな方がいいでしょう。それに、あなたは僕のタイプなんですよ。あ、大丈夫ですよ、手は出しませんので。結婚されているようですし」
「…は、い…」
はは、っと笑う彼とは対照的に私の顔は引きつったままだ。
まぁ採用してくれたのだからよかったということにしよう。採用ポイントは雇い主の自由であるわけで…。
千秋さんに今日の会話そのまま伝えたら辞めろって言われてしまうような気がする。
「あ、そうだ。コーヒー飲みませんか?」
「はい、ありがとうございます」
「今、入れますからくつろいでいてください」
そう言って立ち上がった倉田さんから視線を逸らし、彼がカウンターでコーヒーを入れる準備でいなくなると同時に息を大きく吸って吐いた。
生粋の女たらしな気がするなぁ。
コーヒーの匂いが漂う空間で私は視線だけであたりを見渡す。
喫茶店やカフェが好きな私は、それだけでも自然に頬がほころぶ。
「だって仕事は裏方じゃなくて主に接客だからね。きれいな方がいいでしょう。それに、あなたは僕のタイプなんですよ。あ、大丈夫ですよ、手は出しませんので。結婚されているようですし」
「…は、い…」
はは、っと笑う彼とは対照的に私の顔は引きつったままだ。
まぁ採用してくれたのだからよかったということにしよう。採用ポイントは雇い主の自由であるわけで…。
千秋さんに今日の会話そのまま伝えたら辞めろって言われてしまうような気がする。
「あ、そうだ。コーヒー飲みませんか?」
「はい、ありがとうございます」
「今、入れますからくつろいでいてください」
そう言って立ち上がった倉田さんから視線を逸らし、彼がカウンターでコーヒーを入れる準備でいなくなると同時に息を大きく吸って吐いた。
生粋の女たらしな気がするなぁ。
コーヒーの匂いが漂う空間で私は視線だけであたりを見渡す。
喫茶店やカフェが好きな私は、それだけでも自然に頬がほころぶ。