恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
「千秋さん…」
「契約結婚か、」

そう言って私の前に立つと、私のことを急にお姫様抱っこをして(そんなことは一度もされた経験がない)

「え?!え?!」

簡単に持ち上げたまま進む。
急にそんなことをされたものだから、私の履いていたスリッパは床にポトンと落ちた。

私は驚きと、急に持ち上げられたことへの戸惑いに変な声を出し、
千秋さんはそれでもお構いなしに普段は入らない彼の部屋に連れて行くと

「っ」

ベットの上に少し乱暴に下ろした。

「俺、他の人は抱いてないよ」
「…は、はぁ、」

まだ揺れるベットに千秋さんが膝立ちをしながら私を見下ろす。
急にここにきて緊張してきた。


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