恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
強制的に掴まれて動かせない腕をなんとか動かそうとするのだけれど、
それに反して千秋さんがどんどん力を入れるから全く動かない。
「どういうこと…?」
「桜子がいるから他ではしないよ」
「…でも、それだと当初の約束とは…」
「そうなんだよね。だから俺も困ってるんだよ。俺は他の女性とはそんなことはしないけど。問題は…―」
―”桜子が他の男とそういうことするのが嫌なんだよね”
低くて色っぽい声に、思わずゾクッとした。
こうやって見ると、本当に綺麗な顔をしている。夏希君とは似ていないのに、こういう真剣な時の目はどこか夏希君に似ている。
シーツと体が擦れる音が動く度に耳に届く。
「私は…しないですよ。するつもりもないし…」
「夏希も?」
「…」
「夏希ともしないの?」
「そりゃ、まぁ」
「桜子にその気がなくても、向こうはあるよ」
「…いや、さすがにそこまでは、…―っ」
「男ってこと、わかってる?」
キスしそうなほど近い距離に私は思わずごくりと唾を飲んだ。
それに反して千秋さんがどんどん力を入れるから全く動かない。
「どういうこと…?」
「桜子がいるから他ではしないよ」
「…でも、それだと当初の約束とは…」
「そうなんだよね。だから俺も困ってるんだよ。俺は他の女性とはそんなことはしないけど。問題は…―」
―”桜子が他の男とそういうことするのが嫌なんだよね”
低くて色っぽい声に、思わずゾクッとした。
こうやって見ると、本当に綺麗な顔をしている。夏希君とは似ていないのに、こういう真剣な時の目はどこか夏希君に似ている。
シーツと体が擦れる音が動く度に耳に届く。
「私は…しないですよ。するつもりもないし…」
「夏希も?」
「…」
「夏希ともしないの?」
「そりゃ、まぁ」
「桜子にその気がなくても、向こうはあるよ」
「…いや、さすがにそこまでは、…―っ」
「男ってこと、わかってる?」
キスしそうなほど近い距離に私は思わずごくりと唾を飲んだ。