彼は真面目な優等生


だって全然かまってくれないし…

いつも勉強してるし…

暇な時は本読んでるし…

なかなか笑わないし…

デートした事ないし…

もちろんキスもないし…

カレカノっぽい事をした事なし!!


そんなに亜華里には、魅力がないんでしょうか??







「亜華里〜昨日はどうだった??」


ニヤニヤしながら聞いてくるのは

吉田麻美[ヨシダマミ]
私の親友。


「昨日??」


昨日は学校に残って、蒼君と勉強をしたわけで…

一応…2人っきりになった…

なのに…なのに…なのにっ!!!!



「ぷっ!!
その顔は何もなかったね?」

「わかってるなら聞かないで!!」

「ごめんごめん…」


どうしてなの???
なんで何もしてこないの???


「私に魅力がないって事かな…」

「それはないでしょ〜亜華里は普通に可愛いし、その辺の男子ならすぐにでも…」

「でもでも!!!
じゃあなんで何もないのっ!?」

「それは…そっちの事に無関心だから??」

「蒼君が??」

「うん」


はぁー…。

蒼君って本当に男子なのかな??

年頃のはずなのに…。
どうしてなのぉ〜!!??







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