秘密の秘密は秘密じゃないのかもしれない
「あー、良く寝た!久しぶりにスッキリしたぁ
。」

私が伸びをすると、となりから

「そりゃよかったよ。」
と聞こえてきた。

え??
あれ?

周りを見渡すと課長がいる。

え?

「ぎゃーっ!!!」

「うるさい、杉原。」

「な、な、な、な、なんで?なんで課長がいるんですか?!」

「俺んちだから?」

周りを見ると、確かにうちじゃない。
慌てて下を向くと昨日のままの服全て着たままだった。ブラウスはシワだらけのグチャグチャ、フレアスカートも無惨なシワが刻まれブラウスが半分出ており人様に見せられるような姿ではなかった。
でもそんなことはいい。
慌ててベッドから降り、頭をこれでもかと言うくらいに下げた。

「良くわからないのですが、申し訳ありませんでした。」

「ハハハ、ま、起きなかったからさ。とりあえず顔洗ってきなよ。ここでて左側に洗面所があるからさ。タオルも棚の使っていいよ。」

「いえ、失礼します!」

「まさか…そんな姿で帰れないでしょ。車で送ってくからとりあえず顔洗ったら?パンダちゃん。」

パンダ??
ま、まさか…

洗面所をお借りするとマスカラとアイシャドウがきちんと落ちパンダになっていた。

うそーっ。
イケメンにこんな顔見せてもう恥ずかしくて死にそう。
どんだけひどい顔で寝てたのよ…。
それに同じベッドで寝てたから間近も間近。至近距離から見られたよ。

いや、そもそもどうして同じベッドなのよ。
ソファにでも捨て置いて欲しかった。
ううん、そんな贅沢言わない。玄関に転がしといて欲しかった。

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