秘密の秘密は秘密じゃないのかもしれない
夜遅くになり橋本くんはまた車を出してくれ私の家まで送ってくれた。

「ごめんね。こんな時間に遅らせちゃって。」

「いいって。俺がしてあげたいだけだから。」

「ありがとう。」

家の近くまで来ると橋下君はコンビニに車を停めて、少し待つように言われた。

「ほら」

そう言い渡された袋の中にはゼリーやヨーグルト、飲み物や冷凍のうどん、パンなどいろいろなものが詰め込まれていた。

「すごい。」

「お見舞い、かな。明日食べられるといいんだけど。」

「ありがとう。」

「明日課長には休みの連絡が入ったって言っとくから朝起きなくていいよ。ゆっくり寝たらいい。」

「何から何までありがとう。」

「もう聞き飽きたよ。ごめんもありがとうも。」

「いい足りないよ。」

「貸しだよ。俺が具合が悪い時は助けて。」

「駆けつけるよ!」

「なら良し!」

「あ、ここの信号曲がってすぐなの。」

「分かった。」

ハザードランプをつけ止まってくれた橋本くんにお礼を言い、私は車から降りた。

荷物を両手いっぱい持ち、橋本くんの車が見えなくなるまで見送った。
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