秘密の秘密は秘密じゃないのかもしれない
「どこか行く?」

「うーん。何にも考え付かなくて…。」

「なら家のままでもいい?」

「私はお一人様まっしぐらなのでおうち大好きです。全然苦じゃないです。雅臣さんは出掛けたいですか?」

「いや、俺もこもってるほうだよ。でも…そしたら真帆こまらない?」

「全然。でもどうしてですか?」

「くっついてばかりいるから。」

あ…

「私はくっついてるの嫌いじゃないです。雅臣さんとこうしてご飯作ったり隣でテレビ見たりするのは楽しいです。」

「良かった。このまま夏休み中ここにいてもいい?」

「え?」

「ダメかな?」

「ううん。いいですよ。雅臣さんが居たら嬉しい。」

「真帆は俺を喜ばせるのが上手なんだな。」

「え?」

チュッと通り過ぎるかのようなキスを落とされた。

「真帆、一度家に戻って着替えを取ってくるよ。一緒に行くか?」

「はい!ついていってもいいですか?」

「もちろん。はぁ〜、そういうところがくすぐられるんだよな。」

「ん?どういうことですか?」

「いいんだ。わからなくて全然いいんだ。さ、支度して。うちまでちょっとドライブだよ。朝は遅かったし、まだお腹空かないからどこかでおやつでも食べるか。」

「嬉しい!」

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