キミを描きたくて
「なんで何も言い返さないの?」
「別に…どう言われても、なんとも思わないし」
「ふーん。依茉は俺と合わないって言われようがなんでもいいんだ?」
私の手を握る会長の力が、どんどん強くなる。
そろそろ痛いと言おうとした時、会長が口を開いた。
「言っとくけど、逃げたいって言っても逃がさないよ」
さっさと帰るよ、そう機嫌悪そうに早足であるきだす。
きっと彼には普通のスピードなのだろうが、足の長い人にはなかなか合わせにくくて、難しい。
「ちょっ、早いですよ」
「何、うるさい」
「なんでそんなにおこるんですか…」
そう口に出してしまったのが、運の尽き。
チッと舌打ちをする。
「黙って俺についてくればいいだろ。お前が何言われてもよくたって俺は良くない」
「…だからってそんな、あんな言い方」
「依茉にはわかんないよ。俺がどれだけ好きかなんて分からないでしょ」
確かに、分からない。
ずっとわからないまま。
無理やり付き合って早1ヶ月程度。
別に私は彼を男として見ることもなければ、彼女らしいことをされた記憶もない。
…せいぜい、この前夏風邪か何かを引いた時に看病してくれたくらいだ。
何も返すこともできず、昇降口に着く。
みんなはもうきっと帰っていて、人はほとんど居なかった。
「別に…どう言われても、なんとも思わないし」
「ふーん。依茉は俺と合わないって言われようがなんでもいいんだ?」
私の手を握る会長の力が、どんどん強くなる。
そろそろ痛いと言おうとした時、会長が口を開いた。
「言っとくけど、逃げたいって言っても逃がさないよ」
さっさと帰るよ、そう機嫌悪そうに早足であるきだす。
きっと彼には普通のスピードなのだろうが、足の長い人にはなかなか合わせにくくて、難しい。
「ちょっ、早いですよ」
「何、うるさい」
「なんでそんなにおこるんですか…」
そう口に出してしまったのが、運の尽き。
チッと舌打ちをする。
「黙って俺についてくればいいだろ。お前が何言われてもよくたって俺は良くない」
「…だからってそんな、あんな言い方」
「依茉にはわかんないよ。俺がどれだけ好きかなんて分からないでしょ」
確かに、分からない。
ずっとわからないまま。
無理やり付き合って早1ヶ月程度。
別に私は彼を男として見ることもなければ、彼女らしいことをされた記憶もない。
…せいぜい、この前夏風邪か何かを引いた時に看病してくれたくらいだ。
何も返すこともできず、昇降口に着く。
みんなはもうきっと帰っていて、人はほとんど居なかった。