イケメン御曹司の甘い魔法

私は関根さんに話しをしてみた。

「ねぇ、関根さん、けっこう仕事頼まれることが多いの?」

「藤堂さん、私は用事もそんなにないので、残業でも問題ないのです…」

まるで以前の私と同じだ。

「関根さん、昔の私と同じだね!」

「-------っえ?藤堂さんと?」

私は大きく頷いた。
関根さんに昔の私の話をすると、目を丸くして驚いている。



その日の夜、優斗さんは食事を終えてソファーで本を読んで寛いでいた。
一花はもうぐっすり夢の中だ。

「優斗さん、営業部に新入社員の関根さんという女の子が居てね。まるで昔の自分を見ているようなんです。」

「あぁ、芽衣の隣に座ってた子かな?」

優斗さんに、人の仕事を引き受ける関根さんの話をした。
すると、優斗さんは意外な事を言って来た。

「芽衣、今週の土曜日に関根さんの都合がよければ、九条社長のパーティーに誘ってみないか?新しいホテルのお披露目パーティーなんだよ。有名なパティシエもケーキを担当するそうだ。」

意味は良く分からないが、関根さんは口も堅そうだ。
優斗さんと私の関係を言いふらすことは無いだろう。

しかも有名パティシエのケーキはとても魅力的だ。

「そうですね。明日聞いてみます。」


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