【溺愛結婚】懐妊後、御曹司から猛烈に溺愛されています。〈改稿版〉
「俺もなりたいよ。透子と、子供とみんなで幸せになりたい」
「……わたしもだよ。これから先もずっとずっと」
わたしたちは家族になって、これからも色んなことを学んでいく。家族になるのも、親になるのも、わたしたちはまだこれから一年目だし。
だけどどんな時でも協力しあって、みんなで明るく楽しく生きていきたい。
たくさん笑って、楽しい未来図を藍と共に作っていくんだ。
「透子、いつもありがとう。……これからも、よろしくな」
「こちらこそ、よろしくね。……まだまだ妻として足りないところもあるかもしれないけど、温かい目で見守っててね」
わたしはそう言うと、藍の両手を握り締めた。
「俺も、夫してまだ足りないところもあるかもしれないけど、温かい目で見守ってくれると嬉しいな」
そんなのは当たり前だ。夫婦ってそういうものではないかと思っている。
足りないところをお互いに補うことこそ、夫婦だと思う。
「もちろんだよ。……二人で一緒に、明るい家庭を作っていこうね」
わたしのその言葉に、藍は「もちろんだ。俺にはもう、透子だけだからな。 透子以外、何もいらないよ」そう言って唇を重ねてくる。
「透子、これからもたくさん愛してやるからな。死ぬまでずっと。 だから、覚悟しとけよ?」