【書籍化&コミカライズ】身代わり聖女の初夜権~国外追放されたわたし、なぜかもふもふの聖獣様に溺愛されています~
ヴォルフのたくましい腕がわたしの腰を引き寄せる。隙間がないほど密着した熱い体から、ヴォルフの鼓動が聞こえてくる。
わたしはヴォルフを見上げ、静かに目を閉じた。
「マリアーナ……」
ヴォルフの唇がそっと降ってくる。
すぐに離れていくかと思ったそれは、わたしの上唇を舐め下唇を食んだ。そんな時ではないのにかすかな痺れが背筋に走る。
「……ん、ぁっ」
ヴォルフの大きな手がわたしの後頭部をつかんだ。
逃げられない体勢で、ヴォルフの舌が入ってくる。ガクッと腰がくだけた。
「あらあら、お熱いわね~」
わざとらしく顔を隠した両手の指の間から、こちらを見ている女神様の後ろ……。眷属神達も興味津々な顔で、わたし達をのぞきこんでいる。
わたしはヴォルフを見上げ、静かに目を閉じた。
「マリアーナ……」
ヴォルフの唇がそっと降ってくる。
すぐに離れていくかと思ったそれは、わたしの上唇を舐め下唇を食んだ。そんな時ではないのにかすかな痺れが背筋に走る。
「……ん、ぁっ」
ヴォルフの大きな手がわたしの後頭部をつかんだ。
逃げられない体勢で、ヴォルフの舌が入ってくる。ガクッと腰がくだけた。
「あらあら、お熱いわね~」
わざとらしく顔を隠した両手の指の間から、こちらを見ている女神様の後ろ……。眷属神達も興味津々な顔で、わたし達をのぞきこんでいる。