ときめきの香りは貴方ですか?
「よし、お泊まりは断ろう」
そう思いながら下に降りて、お母さんに声をかけた。
「お母さん、私、今日11時から出かける。晩ご飯食べて帰ってくるから今日いらないよ」
「あれ?城崎さんとこにお泊まりじゃないの?」
「はっ?」
お母さんの返事に私は理解できず、固まってしまった。
「愛里に彼氏ができるなんて思いもしなかったわよ。迎えに来る時、少し挨拶させてくださいって、大人よねぇ~」
「ちょ、ちょっと待って。何勝手に話が進んでるの?お母さん、城崎さんのこと何で知ってるのよ」
「あら、昨日、愛里が部屋に上がって寝入ってる時に電話があってね。とっても愛里のこと思っていて、真剣さが伝わってきたわ。そうそう、SDカードくださったの城崎さんだったのね」
ちょっと・・・お母さん。
「お父さんは、彼氏ができたことと、その・・・泊まること知ってるの?」
「あぁ、お父さんも電話で話してたわよ。初めは躊躇してたけど、最後は楽しそうだった」
さすがだ・・・普通あり得ないよ。
「それにね、お父さんもお母さんも愛里のこと、きっと一生お付き合いすることなんて無いって心配してたのよ。それが彼氏ができてお泊まりだなんて・・・」
お母さん・・・
「それにね、愛里が変わったのを見たら、今が幸せなのがわかる。私達の一番の願いよ」
お母さんは、少し涙ぐんでいた。
「ありがとう、お母さん」
きっと私には言わなかったけど、すごく心配していたんだろうな・・・
そう思いながら下に降りて、お母さんに声をかけた。
「お母さん、私、今日11時から出かける。晩ご飯食べて帰ってくるから今日いらないよ」
「あれ?城崎さんとこにお泊まりじゃないの?」
「はっ?」
お母さんの返事に私は理解できず、固まってしまった。
「愛里に彼氏ができるなんて思いもしなかったわよ。迎えに来る時、少し挨拶させてくださいって、大人よねぇ~」
「ちょ、ちょっと待って。何勝手に話が進んでるの?お母さん、城崎さんのこと何で知ってるのよ」
「あら、昨日、愛里が部屋に上がって寝入ってる時に電話があってね。とっても愛里のこと思っていて、真剣さが伝わってきたわ。そうそう、SDカードくださったの城崎さんだったのね」
ちょっと・・・お母さん。
「お父さんは、彼氏ができたことと、その・・・泊まること知ってるの?」
「あぁ、お父さんも電話で話してたわよ。初めは躊躇してたけど、最後は楽しそうだった」
さすがだ・・・普通あり得ないよ。
「それにね、お父さんもお母さんも愛里のこと、きっと一生お付き合いすることなんて無いって心配してたのよ。それが彼氏ができてお泊まりだなんて・・・」
お母さん・・・
「それにね、愛里が変わったのを見たら、今が幸せなのがわかる。私達の一番の願いよ」
お母さんは、少し涙ぐんでいた。
「ありがとう、お母さん」
きっと私には言わなかったけど、すごく心配していたんだろうな・・・