❀洋服屋―――future―――❀
翔希に電話をすると、彼は着信拒否していた。

こんな大事な事に、何をやっているのか?

撮影を放っておくなんて、余程、怒っているのよね。


お祖母様から貰った香水だって、言えればよかったのね。

自分が悪い、自責の念に駆られていた。

彼女はふと思いついた。


仲直りする時には、面と向かって話し合う事だ。

更に、祖母から貰った香水だと、言ってみる事にした。

浮気性だと思われている様だ。


「お前・・・何しに来た?言い忘れた文句か?」


「貴方は・・・私を誤解しているわ・・・この香水は・・・祖母からのもらい物なの・・・ゴメンね・・・」


「そうか!!!」


悪かった―――それから、ポンポンと頭を撫でていた。

彼女は抱き着いた。

兎に角、仕事をも失敗させるわけにはいかない。


< 445 / 510 >

この作品をシェア

pagetop