❀洋服屋―――future―――❀
ポメを血統書付きで引き取った時の事を、思い出した。

まだ産まれて二か月も経たない時だった。

ミルクも禄に飲めず、どうやって育てていいか、わからない。


そういう、無責任は奴だった。


ポメは雌犬であり、目がまん丸していた。

可愛い―――二人はうっとりしていた。

とても楽しい日々になりそう、そう思っていた。


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