❀洋服屋―――future―――❀

―――それは、突然の事だった―――

野村緑は突然、腹が居たくなってしまった。

お腹は八か月程の膨れ方であり、突然、『っ・・・たぁ・・』と叫ぶ。

翔希は目を丸くすると、「お前・・・産まれるのか?」と問い質す。


「産まれるわ・・・」


「わかった・・・車を出そう!!」


翔希は車を出すと、病院に行こうとした。

病院は産婦人科であり、ここのちょっと離れたところにある。

十五分程で到着するし、彼女を支えながら、車に乗せた。


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