❀洋服屋―――future―――❀
先ず、ホテルに行く事になった。

此処は北海道より、とても暑い土地だった。

五月の朝に着いたため、二人は眠そうな顔をしていた。

寒さは余りなく、とても心地よい気候だった。

彼女達はホテルまでタクシー🚕に乗せて貰い、別府温泉に行く事になった。



―――お二人さん・・・ご夫婦なんですか・・・?



思わず問い質され、二人は目を丸くした。

それから、くすっと笑いだすと、「私達・・・付き合い始めて・・・まだ・・・三カ月程ですよ?」と照れながら言って見た。

その様子に、タクシー🚖の運ちゃんは、くすくすと笑っていた。


―――今時・・・照れながら・・・はっきりと言う人は・・・珍しい・・・

君達なら・・・上手く行くだろう・・・


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