甘い毒に溺れ堕ちて
うぅっ、顔から火が出そう。


前回のリベンジを果たすべく、今日は6時に起床。味付けから調理まで全て自分でこなした。


茉耶の気持ちはありがたいけど、食べる前に褒められるとハードルが……。同じ味付けでも、焼き加減で食感変わってくるし。

期待外れだったってガッカリされないといいけど……。


心配を抱えつつも手を洗い、3人で集合場所へ足を運ぶ。



「おーい」



中庭に向かうと、場所取りをしていた夏目くんが私たちに気づいて手を振ってきた。



「やっほー。来栖さん、占部さん」

「やっほー。久しぶり〜」

「久しぶり。場所取りありがとう」



手招きする彼のそばには、教科書とノート、ペンケースが。

どうやら4時間目が移動教室だったらしく、授業が終わって真っ直ぐここに来たとのこと。



「弁当持ってくるから、先に座ってて」

「はいよー」
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