甘い毒に溺れ堕ちて
見せられるものなら見せてあげたいけど……。



『えー! これ本当に真彩ちゃん?』
『今と全然違うね! 昔は野生児だったの?』

『ううん。お母さんの嗜好で……』



説明するたびに、毎回気を遣わせてきたから。



「……あぁ、そういうこと」

「っ、え?」

「ごめんね、いきなり言い出して。迷惑だったよね」



あっさり引き下がった彼。急な方向転換に面食らい、目を点にする。


私の顔見て察した? 強引すぎたなって反省した?

迷惑ってほどでもないけど……見せなくて済んだのなら、いいのかな?



「いくら赤ちゃんの頃でも、スッポンポンは抵抗あるよな」

「え?」

「あれでしょ? パンツ一丁の写真だらけだから恥ずかしくてちょっと……ってことだよね」

「はぁ!? そんなんじゃないからっ!」



ベシッと思いっきり背中を叩く。


少しは見直したと思ったら、何がパンツ一丁だ。

確かにおむつ1枚の写真あるけど! ちゃんと服着てるのもあるし! 全部が全部半裸ショットじゃないからっっ!


強引に長椅子に寝転がせて、マッサージ再開。仕返しのつもりで膝の裏を強く押してやったのだった。
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