甘い毒に溺れ堕ちて
やってきた彼らに藍くんが頭を下げる。


オレンジ髪の人は、陽気でフレンドリーな印象。
対する紫髪の人は、クールで落ち着いた印象。

この人たちも藍くんのお友達なのかな?


すると、私の存在に気づいたオレンジ髪の男性が、パアッと目を輝かせながら近づいてきた。



「はじめまして! らんらん……藍くんと同じく常連客の、徹平っていいます! で、こっちの紫頭は……」

「同じく常連客の、彼方です。歳は徹平と同じ20歳で、大学3年生です」

「占部 真彩です。藍くんとは1年生の頃からのクラスメイトで、高校2年生です」



深々と頭を下げつつ自己紹介した。

話を聞くと、今日はお客さんとしてではなく、私に会うために来たとのこと。


休日にわざわざ朝から出向いてくれたのか……。なんだか申し訳ないな。

砥上さんも、急な予約だったのに優しく対応してくれて、頭が下がるよ。



「そろそろ始めるから、ここ座って」

「はーい」
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